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Komorebi Houseおすすめ絵本や昔話の紹介ブログ。
将来の夢の絵本店の名前をブログ名にしました。 子どもにも大人にも喜んでもらえる絵本の店が理想です。 木漏れ日の下でほっと一息、ついていって下さい。 |
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シャーロットタウン散策
[ プリンス・エドワード島:旅行記 ]
JUGEMテーマ:海外旅行 総合 9月11日(木):プリンス・エドワード島に丸一日いられるのも、本日が最後!翌日は、日本に帰国する日です(予定ではそうでした)。残された一日を有意義に使おうとまず、港の方に行ってみることにしました。連邦生誕記念公園(Confederation Landing Park)の方へ行けば、観光案内所もありますし、運が良ければ当日参加できる短時間のツアーで、サマーサイド方面に行けるものがあるかもしれないと、淡い期待が浮かんできたのです。 ところが、かなりの方向音痴の私はどこで間違えたのか、どうも違う方向に歩いているらしい事にしばらくしてから気が付きました。最初のうちは、かわいい家並みに目を奪われ、通りの名前など全く気にしていなかったのです。さて、ここはどの辺りだろうと地図を見ても、ストリート名にそれらしい名前がありません。なんとB&Bを出てから、正反対の方角に歩いていたようです。あわてて回れ右をすればよかったのですが、せっかくここまで来たのだから別のルートで廻ろうと思ったら、ますます迷ってしまいました。けれども、前方に海が見えてきたため、喜び勇んで歩いて行くと、ビクトリア公園側の海に出てしまいました。観光案内所のある方面とは全く違います。 まあ、いいか!海には着いたことですし、ここもこんなに綺麗だし、昨日さんざんいろんな所を廻ったのだから…と、サマーサイドのことはすっかり諦め、シャーロットタウン散策を楽しむことにしました。それにその日の夕食は「赤毛のアン出版100周年記念特別ディナー」!物語の中に出てくる食事を再現したもので、ボリュームもたっぷりとのこと。しっかり歩いてお腹を空かせておかなくては!こちらでは食事の量が多く、昨日夕食を食べ損ねてもさほど苦痛でなかったのは、お昼をたっぷりと食べていたからです。メインのロブスターは大きかったですし、付け合わせだけで充分にお腹が一杯になりそうな大きなジャガイモ、それにガイドをしてくれたJさんが味見にとくれた、ホタテのフライまで食べていたのですもの。 海岸通りを歩いていると、散歩をしている方たちが「こんにちは」「いいお天気ですね」などと、笑顔で声をかけてくれます。日本では知らない人に挨拶するなんて思いもよらないのに、三日も滞在していると、いつの間にかこちらから「こんにちは」なんて言っている自分にちょっとびっくり。 さて、シャーロットタウンのダウンタウンは歩いて廻れる距離なので少しくらい迷っても大丈夫と、最初の予定だった記念公園の方に向って歩き始めました。海沿いの遊歩道はのんびりとした散策にはぴったりです。観光案内所に着くと、シャーロットタウンを馬車で廻る一時間のツアーが15分後に出発することが分かり参加することにしました。アンの時代の移動に欠かせなかった馬車に是非、乗ってみたいと思っていたからです。車と同じ道路を歩かなければならない現代の馬たちには気の毒ですけれど。 馬車で廻った一時間はあっという間でしたが、いろんな所を廻ってくれたために町全体の様子が何となくつかめました。ただ…、ユーモアたっぷりに案内してくれたガイドの女性の解説をもう少し理解できたら、もっと楽しかっただろうにと残念です。舗装された道と、アンの時代とでは乗り心地はもちろん違うでしょうけれど、とても貴重な体験でした。 馬車のツアーの後でもう一度、先ほど廻った場所で行ってみたい所に歩いて行き、街中を散策したり、コンフェデレーションセンターのアート・ギャラリーでモンゴメリ展を観たり、お土産物屋さんを廻ったりしているうちにいつの間にか夕方です。欲張って遠出しなくてよかったと、その時になって思いました。 その後、服を着替えて、楽しみにしていた「アン・ディナー」に。程よくお腹も空き、今夜はアンの気持ちになって、美味しく食事を楽しみましょう♪物語を読む度に想像していた美味しそうなお料理の数々!プリンス・エドワード島最後の夜にふさわしい、思い出のディナーに幸せ一杯♪お腹も一杯になりました。
プリンス・エドワード島:ツアーの日
[ プリンス・エドワード島:旅行記 ]
JUGEMテーマ:海外旅行 総合
9月10日(水):
一人旅のつぶやき:キャベンディッシュ散策その2
[ プリンス・エドワード島:旅行記 ]
JUGEMテーマ:海外旅行 総合 プリンス・エドワード島への一人旅は気ままな反面、感動を分かち合う人がいないという寂しさもありました。そのためか、つい独り言も多くなり、周りに人がいない時にはからすやリス、小鳥や木々にまで思わず声に出して話しかけていました。「こんにちは、日本語分かる?」と、確かめてから…!でも、これが誰かと一緒の旅だったら、恋人の小径やモンゴメリの住居跡であんなにのんびりと、心行くまで時間を費やす事はできなかったでしょうし、いつまでも海を見ていたら相手がつまらなかったことでしょう。ましてや、いきなり動物や木々に話しかける私を見て、唖然としてしまったかもしれません。 キャベンディッシュでの一日があんなに夢の世界のように充実していたのも、自分のペースで廻れたからかもしれません。行く先々で思わず涙ぐんだり、人目を気にせずいろんなものに話しかけたりしながらの散策!せめてあと一日、滞在したかったなぁ〜と思いましたが、それも仕方ありません。 昼食代わりに、持参したものを海岸で食べ、夕食は宿泊先のB&Bでクラムチャウダーをいただきました。一日中歩いたあとでもあり、これが美味しかったこと!量もたっぷりで、部屋に戻ったあとは無性に眠くなりました。9時から、お茶の時間があるというのでそれに出席しようと頑張って眠気を堪えていましたが、いつのまにかうつらうつらして、そのうちに眠ってしまったようです。はっと気がついたらもう10時。お茶は終わっていました。残念、せっかく楽しみにしていたのに!しかし、翌日は一日ツアーが控えているので、シャワーを浴びて早々に横になりました。おやすみなさい。何十年か振りで少女時代に戻ったような幸せな一日でした♪
キャベンディッシュ散策
[ プリンス・エドワード島:旅行記 ]
JUGEMテーマ:海外旅行 総合 9月9日(火):前日、プリンス・エドワード島に着いたのは夜の9時。自宅から宿泊先のB&Bまでは丸一日かかっています。 久しぶりの長旅で疲れていたはずなのに、朝は4時半頃に目が覚めて眠れませんでした。この日は一日フリーの日!ゆっくりとキャベンディッシュを見て廻れそうです。 さて、朝食の後でさっそく、グリーン・ゲイブルズ・ハウスに向けて出発しました。宿泊先の「Kindred Spirits Country Inn」 からは、ゴルフ場を横切れば数分の距離で方向音痴の私でも迷わずに着けました。納屋の裏手に出る感じで、グリーン・ゲイブルズも右手側前方に見えます。逸る気持ちを抑えながら、左手側にあるビジターセンターに向かい、入場料を払ってからビジターセンター内に展示されている、モンゴメリの初版本やタイプライター、手紙を見たあと、上映されているモンゴメリのスライドを観て、納屋を見学。 さあ、いよいよ、グリーン・ゲイブルズの家の中の見学です。私がビジターセンターに入った頃、ちょうど大型の観光バスが到着し団体客が降りてきました。時間が重なったために、家の中の見学をしている時も次々と人が入ってきましたが、私は図々しく「すみません」と言いながら人の流れに巻かれないように、あちこち避けながら粘っていました。やっと来られたのですもの、じっくりと見たかったのです。人の波が途切れたころ、改めてアンの部屋を眺めました。割れた石版(ギルバートを殴った)の横に置かれていた本など、多少はイメージと違う面もありましたが、アンの部屋と思うと感慨深いものがあります。この部屋であんな事もしたのだわ、こんな事を考えていたのかしらと、物語の場面をいろいろと思いだして眺めていると、時間の経つのも忘れてしまいます。マリラの部屋、マシュウの部屋、客用寝室や居間、台所など、本当によく再現されているなぁーと思います。 もともとはモンゴメリの親戚のマクニール兄妹が住んでいてモンゴメリも遊びに来ていた家というのですから、神聖な感じを受けるのも無理からぬことです! 家の外に出ると納屋の隣にあるカフェで買ったものを外で食べている人たちがいましたが、朝食を食べ過ぎた私はグリーン・ゲイブルズの庭でのピクニックは諦め、恋人の小径に向かいました。木漏れ日の差し込む道は、なんとも言えない美しさです。ゆっくりと歩いていると、風に吹かれて木々がささやいています。葉っぱの揺れる音?いえいえ、確かに木たちは、小さな声でお話をしているようでした。時折、鳥たちの鳴き声が聞こえ、小川の流れる音が心地よく響いてきます。 ところで、私がゆっくりと小径を散策している横を足早に通り過ぎる人がいて不思議でしたが、集合時間があるのだわと気づきました。キャベンディッシュは、十分に歩いて回れる距離なのでアンの世界を満喫されたい方は、ツアーではなくフリーで回ることをお勧めします。 おばけの森ものんびりと時間をかけて歩き、グリーン・ゲイブルズの庭に戻ってあたりの景色を十分に楽しんでから、ギフトショップに寄り、絵葉書を買いました。この時期だけやっているという、グリーン・ゲイブルズ郵便局から日本に葉書を送るためです。 さて、次はモンゴメリのお墓を目指しました。百年という長い間にわたって世界中の多くの人たちに愛されてきた「赤毛のアン」の作者!その方の眠るお墓なのですから、アンのファンにとっては神聖な場所です。私が訪れた時はたまたま他に人がいなかったので、ゆっくりとたたずむことができました。込み入ったお話でしたので日本語でお話しさせていただきましたけれど、魂はきっと理解して下さいましたよね? 郵便局を見学した後、一角をお借りして娘と自分宛てに絵葉書を書きました。ここで出すとグリーン・ゲイブルズの消印が押されるというので、何としても今日中に出さなくてはと思ったのです。 そのあと、モンゴメリの住居跡へ行きました。最初に入口にあるブックストアに寄りましたが、これから海岸の方に足をのばそうとしていたため、ここは見るだけで本はツアーで廻る明日買うことに。外に出て少し歩いてから、入場料?は、ブックストアでお支払いくださいという立札に気がつきました。あわてて、ブックストアに戻りましたが悪気はなくても見逃してしまったら、気がつかないままだったかもしれません。ここを通らないと中に入れないみたいな作りではないため、自由に見学できる感じなのです。これも大らかな人柄のせいなのかしら?と思いました。 ここも、本当に素晴らしい場所でした。住居跡には土台が残っているだけですが、周りは本当に美しいのです。こんな言葉がいくつか掲げられていました。 モンゴメリがどんなにキャベンディッシュを愛していたか、しみじみと伝わってくるようで、かつてモンゴメリが歩いた場所を100年前のこの場所のことを想像しながら歩きました。景色の写真はあまりにも不出来ですので、イメージを壊したくないので載せるのはやめますが、この言葉は是非紹介したいと思います。 それから、いよいよキャベンディッシュの海岸に向かいました。夏には多くの人々で賑わうそうですが、平日のためかお天気も良くて暑すぎもせず気持のよい日でしたが、海岸はそんなに人手も多くなく、こちらでものんびりと海を眺め、小石を拾ったりしてゆっくりと過ごせました。海を眺めていると何時間でも平気でいられるたちなので、思いのままぼぅーっとできて満足でした。 キャベンディッシュには「アヴォンリー・ビレッジ」という当時の村の様子を再現した場所があるとのことでしたが、今回はパスしました。何となく作られた村という感じがしましたし(グリーン・ゲイブルズの部屋も作られた場所といえますけれどちょっと違う感じ)、それよりものんびりキャベンディッシュ散策をしたかったので、それで一日費やしてしまったからです。普通なら半日で廻るコースを一日かけて廻りましたが、私にとっては大満足でした。 ショッピング・センターにもレストランにも行かれなかったし、テーマ・パークの近くまで行くこともないままでしたが、かえってその分存分にアンの世界に浸る事ができたのだと思います。一日しかないキャベンディッシュでの過ごし方として、忘れられない思い出になりました。
アメリカ脱出!
[ プリンス・エドワード島:旅行記 ]
JUGEMテーマ:海外旅行 総合 9月13日、土曜日:昨夜は夜中に何度も目が覚め、朝も早くから目覚めてしまったデトロイトでの朝!今日こそはアメリカを脱出できるだろうかと、不安な気持ちで外を見ると雨が降っています。テレビをつけると相変わらずハリケーンのニュース!テキサスの方では被害も出ているようですが、私は「天候により、飛行機が欠航したりしないだろうか?」と我が身のことが心配です。 14時10分発で13時15分から搭乗開始なので12時までには空港に到着しているようにと、昨日言われていたので、11時のシャトルバスでホテルを出発。今日は搭乗手続きも出国審査もスムーズで、搭乗開始まで時間に余裕があったため、デトロイト空港内で少しぶらぶらしていました。その間にも電光掲示板で2度も出発時刻を確認しましたが、飛び立つまでは何が起こるかわかりません。 しかし、心配は徒労に終わり、飛行機は定刻通りに離陸。やっとアメリカを脱出できました。 考えてみればこれが行きだったら、一日遅れでプリンス・エドワード島に到着していたとしたら、悲劇だった筈です。帰りの出来事で本当に良かったと、飛行機が離陸した後は思いました。きっと忘れられない思い出になるでしょうし、今後、旅行先で少しくらい何かあっても慌てないでしょう。終わり良ければ…ではありませんが、日本に帰れることを嬉しく思えた事でハッピーエンドと致しましょう♪ さて、日本に無事に帰れそうと分かったとたんに、プリンス・エドワード島が恋しく思われはじめました。これに懲りずに絶対にまた行こうと深く心に誓いました。春もいいし、秋も捨てがたいし!どちらにしても今度はもう少し長く滞在したいなぁ〜♪
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