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Komorebi Houseおすすめ絵本や昔話の紹介ブログ。
将来の夢の絵本店の名前をブログ名にしました。 子どもにも大人にも喜んでもらえる絵本の店が理想です。 木漏れ日の下でほっと一息、ついていって下さい。 |
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『サンタの友だちバージニア』
[ 子どもと本 ]
JUGEMテーマ:オススメの本 この本のタイトルになっているバージニアとは、先日、紹介した『サンタクロースっているんでしょうか?』の社説のきっかけとなった手紙を書いた少女です。バージニアの孫娘にあたるパットさんのお話しを元に、日本人の女性がバージニアという女性の生涯と社説について、解説している本です。 友達にサンタクロースなんていないとからかわれた、8歳の少女バージニア。 新聞社に「サンタクロースって、本当にいるんでしょうか?」と、質問の手紙を出したのが始まりでした。 この社説を書いた記者(チャーチさん)は、最初はこの手紙の返事を書くことをためらったそうです。 なぜなら、いつもは大人向けに記事を書いているのですから、8歳の少女からの質問に答えるというのは、不満を感じたのかもしれません。 でも、チャーチさんは記事を書くことを決意しました。 この、子どもが一度はする質問に真剣に向き合い、新聞で答える事の大切さと意義を感じたのでしょう。 そして、アメリカ中で最も有名な社説の一つになったのです。 この本を読んで驚いたのは、アメリカ中で有名なこの社説を書いたのが誰かということが、報道されたのは、彼の死後だったそうです。 今の時代なら、すぐに調べるでしょうし、バージニアとテレビでご対面なんて企画がされるかもしれません。 さて、バージニアは教職に就き、81歳で生涯を終えるまで、子どもの頃、チャーチさんに教えられた、見えないものを信じる心を忘れないで、多くの子どもたちに夢を与え続けていきました。 教え子の一人の言葉が、バージニアの人柄を想像させます。 「わたしは先生から、人生、希望、そして愛というプレゼントを贈られたのです。おもちゃや本というモノではなく、心という贈り物を。…」 (「サンタの友だちバージニア」 村上 ゆみ子著 偕成社 より ) あと2日でクリスマスですね。 世界中の子どもたちが、幸せであってほしいものです。
『サンタクロースの部屋』
[ 子どもと本 ]
JUGEMテーマ:児童文学 いつかは紹介したいと思っていた松岡享子さんの、『サンタクロースの部屋』。 前回の『サンタクロースっているんでしょうか?』の紹介が、先になってしまいましたが、次はこれしかありません。 松岡さんの名前は、絵本や児童文学に興味のある方なら、ほとんどの方が何らかの著書を読まれたり、お名前を耳にされていると思われます。 『サンタクロースの部屋』といっても、クリスマスの本、サンタクロースの物語というわけではありません。 著書の中で松岡さんは、『サンタクロースの部屋』というのは、 サンタクロースを信じる心の空間であり、サンタクロースが占めていた空間は、成長してもずっと心に残り、そこに別の住人を住まわせることができると、いったような事を書いております。 子どもの頃の心の空間(サンタクロースの部屋)が広ければ広いほど、豊かな心を持ち続けられるということでしょう。 それは見えないものを信じることのできる力であり、子どもの成長に大切な力でもあります。 子どもたちが学校の勉強が始まる前に、大切なこととして、想像力や言語力があると思いますが、子どもに本を読んであげることが、その2つのことに対して、重要な役割を担っているのです。 それは子どもたちが成長した後の、生きる力になっているような気がします。 お子さんのいる方や絵本の読み聞かせをされる方には、是非、読んで戴きたい本です。
『サンタクロースっているんでしょうか?』
[ 子どもと本 ]
あまりにも有名な本ですが、敢えて紹介したいと思います。 娘が小学校3年生くらいのときだったでしょうか。 「サンタさんって本当にいるの?」 クリスマスが近づいたある日、誰もが一度は疑問に思う質問をしてきました。 枕元にプレゼントを置いてくれるのがサンタクロースではないと確信している顔つきでした。 でも、この本を読んでいた私は、良心の呵責を感じることなく自信を持ってこう答えました。 「サンタさんはいるって、お母さんは信じているよ」 と。 この本は今から100年以上前に、アメリカのニューヨークに住む8歳の女の子が、「サンタクロースって本当にいるんでしょうか?」という質問を新聞社に送ったのに対し、社説に書いた返事の全文を本にしたものです。 8歳の子供の素朴な質問に、誤魔化すことなく、媚びることなく、真正面から真剣に応えた社説。 記者はその感性と感受性で、目に見えるものしか信じられない事は、間違っていること、限りなく広い宇宙の中では、人間の知恵なんてちっぽけなものであることを書いているのです。 この本を読む度に、形あるもの(見えるもの)や、証明できることだけを真実と思ってしまうことを、考え直させられます。 でも、だからこそ自信を持って言えるのです。 「サンタクロースはいるんだよ」って。 サンタクロースは確かにいるんです。
松居直氏の講演会に行って来ました
[ 子どもと本 ]
JUGEMテーマ:オススメの本 以前、松居直氏の講演会に参加したのは、もう10年程前だったでしょうか?月刊絵本「こどものとも」の創刊〇周年記念の講演会だった気がしますが、「こどものとも」に対する熱い思いを語って下さったことが、深く印象に残っております。 日本の絵本界に大きな改革をもたらした「こどものとも」も、創刊50年を超えていたのだなぁ〜と、改めて思いました。 今回のお話しの中には、「こどものとも」に関するお話しはほとんどありませんでしたが、言葉や日本語に対する思いや、言葉が子どもの心の発達にどれほど、大きな影響を与えているか、人間にとって、言葉がどれほど重要かということを、改めて考えさせられました。 また、とても印象に残った言葉の中に「お母さんが幸せであることが、赤ちゃんの幸せにかかっている」という言葉がありました。 そして、言葉は母親から貰っているという、言葉も印象に残りました。 命や体はもちろんですが、言葉もその一つで、この3つが切っても切れない関係だというのです。 絵本の中の言葉の大切さは、言葉が命を支える力であるからなのだと考えさせられた講演会でした。 講演会の中で紹介されていた、本を2冊紹介いたします。 『松居直のすすめる50の絵本ー大人のための 絵本入門』 『にほんご』 です。 『にほんご』は、今回売り切れで買えなかったので、是非、探して求めたいです。
クレヨンハウスへ行ってきました
[ 子どもと本 ]
昨日、表参道方面に行く機会があったので、久しぶりにクレヨンハウスに行ってきました。
家の子どもたちが幼い頃は、児童書があまり脚光を浴びておらず、町中の一般の書店では児童書コーナーがどんどんと、狭められておりました。 インターネットで本を買うということも一般的ではなかったので、どうしても欲しい本は書店に注文したり、クレヨンハウスのような専門店に探しに行っていたのです。 でも、たまにしか行かれないから、ゆっくりと時間をかけて本を探すのが楽しみでもありました。 久々のクレヨンハウスはゴールデンウィークの真最中ということもあってか、多くの親子連れや、絵本好きと思われる大人の方が、真剣に絵本を選んでいました。 私も新しい絵本を見たり、懐かしい絵本を読み返しているうちに、あっという間に時間が過ぎていきました。 やっぱり、こういう店はいくらいても飽きません。また、ゆっくりと出かけてみたいです。 地下には自然食のレストランがあったり、おもちゃや天然素材のベビー肌着など、子どもの本だけではなく、優しさにあふれるお店です。 クレヨンハウスのホームページはこちらです。
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