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2011.10.31 Monday  | - | - | 
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    レディ・アンをさがして

    [ 一般書 ]

     前回のブログに戴いたコメントへの返信に「思い出すだけで幸せになれる思い出」という言葉を書いた時にふと、『レディ・アンをさがして』という本の事を思い出しました。

     『レディ・アンをさがして』は、氷室冴子作の戯曲形式の物語です。氷室冴子が原作を書いた『ライジング!』という、歌劇団員の養成スクールと歌劇団を舞台にしたコミックの中での、劇中劇でもあります。映画『ローマの休日』を、下書きにした作品です。

     ヨーロッパの小国の第一王女プリンセス・アントワージュ(愛称:レディ・アン)は、財政危機の国を救うために、アメリカの大富豪、ロックフェラー家の息子と政略結婚をさせられることになり、ニューヨークに連れて来られます。結婚には乗り気でなかったレディ・アンでしたが、メイドのジェニファーとはすぐに打ち解け、流行歌に心惹かれます。
     ある日、街中で群衆に巻き込まれて迷子になったレディ・アンは、家出をしアイドル歌手専門の人気作曲家、ラルフ・ベッカーに会いに行きます。ラルフは浮世離れしたレディ・アンに最初は戸惑いながらも、見捨てておかれなくなり、レディ・アンが行ってみたいという遊園地に出かけます。
     ラルフは全米では名高い人気作曲家ですが、幼い頃に両親を亡くし、叔父の家に住んでいたという辛い過去があります。音楽学校時代の親友でライバルのジェラルドはクラシックの作曲家として成功しているのに、自分はアイドル歌手専門であるということに引け目を感じているラルフ。
     「2・3ヶ月で消えてしまう流行歌より、歴史に残るクラシック曲の方が価値がある」と言うラルフにレディ・アンは、言います。
    「でも、その、2・3ヶ月の間にみんなが、あなたの歌を歌うわ!アメリカ中の人が挨拶代わりにあなたの歌を口ずさんで、いい気分になるんだわ。それって、とっても、素敵ね!」
     恋に落ちた二人ですが、レディ・アンは遊園地の閉園が近づき、それが別れの時だという事を知っています。最後にレディ・アンは、ラルフにこんな事を言います。
    「あなたの歌を聞けば私はいつでもどこでも今日の事を思い出すわね。そうして、とても幸福な気持ちになるわ。あなたの歌はいつだってアメリカ中に流れているから私はいつも幸福ね。」

     レディ・アンが王女という事を知らないままに別れ別れになってしまったラルフが、ふとした事で真実を知った時に秘書のエバリーンがラルフに言う言葉の中に「人生は悪い事ばかりじゃない。思い出す度に幸福になれることもある」というような言葉があったのです。

     20年近く前に読んだ本ですが、急に鮮明に思い出し読んでみたくなりました。

    2008.11.24 Monday 15:02 | comments(8) | trackbacks(0) | 
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      2011.10.31 Monday 15:02 | - | - | 
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        jubilee (2008/11/24 9:14 PM)
        こんばんは。、『レディ・アンをさがして』を読んでみたくなりました!
        ナンさんと愛娘は同じ誕生日なんですね〜。
        ちょっと嬉しくなってきました♪
        babyに読ませる本があればまた教えてくださいね。
        ナン (2008/11/24 10:05 PM)
        jubileeさん、コメントありがとうございます。
        実は、ひとつお詫びが…(^_^;)
        娘さんの出産予定日と私の誕生日が同じだったのです。
        何だか、それでもとても嬉しくって♪
        お騒がせしました。
        娘さんがご自分で本を選べる頃までに、私の絵本屋さんが開店しているといいなぁ〜♪
        マグロ (2008/11/25 9:24 AM)
        なつかしい〜。
        中学のころ、コバルト文庫にはまりまして、当時は氷室冴子先生の本はすべて購入して読んでました。
        でも「レディ・アンをさがして」は読んでないなぁ。
        氷室先生は今年お亡くなりになったんですよね。まだお若かったのに・・・。
        風小僧 (2008/11/25 9:48 AM)
        『人生の経験で無意味な事はない。
        その時には辛い体験をして人生の絶望も感じながらも必死で歩き続けていると、道端に咲く花に話しかけたくなる』私は以前、このような事を書いて送った事があります。

        辛い体験は人の優しさを芽生えさせると思います。
        ナン (2008/11/25 8:44 PM)
        マグロさん、コメントありがとうございます。
        「レディ・アンを探して」は、戯曲形式で書かれているので、本を読んでいても舞台を観ているような気分で読む事ができます。
        「ローマの休日」を思い出させます。
        氷室先生が亡くなられたのは、今年の6月頃でしたよね。その前もずっと、執筆活動をされていなかったと思いますけれど、ご病気だっだのでしょうね。
        残念です…。
        ナン (2008/11/25 9:00 PM)
        風小僧さん、コメントありがとうございます。
        『その時には辛い体験をして人生の絶望を感じながらも必死で歩き続けていると、道端に咲く花に話しかけたくなる』
        いい、言葉ですねぇ〜!
        辛い事を乗り越える事で、人は優しくなれるのかもしれませんね。
        人の痛みのわかる人間になるためと思って、困難に立ち向かえるようになりたいものです。
        つちねこ (2008/11/26 1:37 AM)
        こんばんわ♪
        ちょっと趣旨とずれてしまうかもしれないんですが。
        「思い出すだけで幸福になれること」。きっと、ヒトはいくつも持ってるんだと思いました。
        でも、辛くて、ココロの余裕を失っているとき、忘れてしまってるんですよね。
        つちねこも、今、ちょっと不安に駆られて、ココロの余裕が小さくなってまして。
        でも、心のどこかにある「幸福の種」の思い出を、もう一度探してみたい。
        そんな気持ちになりました♪
        ナン (2008/11/26 10:14 AM)
        つちねこさん、コメントありがとうございます。
        生活が大きく変わる時って、不安ですよね。
        新しい環境に慣れるまでは、大変だと思います。
        私は歳のせいか(笑)以前に比べて、環境適応力がかなり低下をしております(^_^;)
        でも、そんな時に皆さんのブログにお邪魔をして、元気を貰う事で救われています。

        つちねこさんの「幸福の種」が大きく花開くことをお祈りしております。