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2011.10.31 Monday  | - | - | 
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    ねずみ女房

    [ 児童書 ]
    JUGEMテーマ:児童文学
     この一冊の児童書との出会いは、私にとって衝撃的でした。感動した児童書、考えさせられた児童書は沢山ありますが、この本は最も衝撃を受けた児童書の中の一冊といえます。
     
     この本の作者の他の代表作に「人形の家」という、童話があります。「人形の家」といえば、イプセンの戯曲を思い浮かべる方が大半だと思いますが、ゴッテンの作品は子どもが遊ぶ人形とその人形たちの家のお話しです。

     『ねずみ女房』の主人公は、雌の家ねずみです。住んでいる家が世界のすべてで、家の外に出た事はありません。産まれてきた子どもたちと夫のために餌を探しまわるのが日課の雌ねずみは、何が足りないのかはわからないけど「満たされない何か」を感じていました。夫はそんな雌ねずみの考えが理解できません。

     そんなある日、雌ねずみはねずみの住む家の子どもが捕らえた鳩が鳥かごに入れられているのを見つけます。雌ねずみは次第に鳩と言葉を交わすようなります。鳩は自由であった時に住んでいた世界の話をしてくれました。木の葉のざわめきや風の匂いなど、雌ねずみの知らない世界!
     生きている意味がないと、餌を食べない鳩はみるみる、弱っていきました。空を飛ぶという意味も知らない雌ねずみですが、鳩が居るべき場所はここではないと、悟ります。

     雌ねずみは渾身の力を込めて鳥かごの鍵を開けて、鳩を逃がします。もう二度と鳩と会えなくなることがわかっていたのに…。(表紙の絵の場面です。)

     これは、ねずみと鳩の友情物語だとか、不倫の話しじゃないかという、意見を聞いたこともあります。でも、私はもっと奥の深い物語だと思うのです。成長であり、自立であり、生きる力であると思います。
     鳩が逃げた後で、雌ねずみは初めて星を見たのです
     
    ねずみは鳩に話してもらわなくても、自分で星を見られたことで、自分の力でできる喜びと誇りを感じたのではないでしょうか。

     雌ねずみはそれからも、他のねずみたちと同じ生活を続けますが、みんなとはどこか違っていました。

     最初にイプセンの事を書いたのは『ねずみ女房』がイプセンの『人形の家』と、似たもう一つのテーマを持っているような気がしたからです。主人公のノラも家の中で満たされない思いを持ち、彼女は最後に家を出ます。だから、ゴッテンは同じ題名の本では違うテーマのストーリーを書き、『ねずみ女房』で、ノラとは違う選択をした女性像を描いたのではないのかと、考えたりもしました。

     子どもが幼い頃に出会った『ねずみ女房』は私にとって、主婦の生き方を考えさせてくれた本でもありました。子育て中のお母さんが子どもと一緒に読んでみるのもいいかもしれません。
    2009.02.23 Monday 23:22 | comments(8) | trackbacks(0) | 
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      出来た出来た!

      やった〜
      出来た、出来た〜

      いえ、今まで絵文字の使い方がわからなくて、殺風景なブログだったのですが、berry-berryさんに刺激を受けて、挑戦してみました

      まだまだ、絵文字初心者ですが、使えたのが嬉しくて、「やったね〜」報告です。
      こんな事で喜んでいるレベルですが、嬉しいで〜す


       ナンだかのナンでした
      2009.02.22 Sunday 16:30 | comments(8) | trackbacks(0) | 
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        『となりのせきの ますだくん』

        [ 絵本 ]
        JUGEMテーマ:絵本紹介
         最初にこの絵本を手に取った時は、マンガみたいであまり好きになれませんでした。でも、子どもたちにはうけていた絵本です。

         主人公のみほちゃんは、朝、起きると、学校に行けない気がしました。お腹や頭が痛い気がするから…。
         
         みほちゃんの隣の席のますだくんは、みほちゃんに意地悪したり、威張ったり…。

         いつもは、そんなますだくんの隣で小さくなっているみほちゃん!!!
         みほちゃんにとって、ますだくんは怪獣のよう!

         そんなますだくんに大事な鉛筆を折られてしまったみほちゃんは、ますだくんと喧嘩をして消しゴムをぶつけてしまいます。あの、恐ろしい怪獣ますだくんに…。

         どうしよう! どうしよう! どうしよう!

         ドキドキしながら学校に着いたみほちゃんを門のところで待っていたますだくんは…。

         最後の場面で怪獣だったますだくんが普通の男の子の姿になっていたところが印象的でした。

         ますだくんは、みほちゃんをいじめようとしていたのではなく、そんなつもりがなくても、みほちゃんを怖がらせていたのです。他にもシリーズになっていますが、こちらが一番、印象深い一冊です。

         いじめの話題で取り上げられることもある絵本だそうですが、小学校のお子さんでも、マンガ感覚で読めるけど心に残るものがある(と思われる)絵本です。

         色遣いもとても綺麗です。
         また、主人公の名前みほちゃんは作者と同名です。
        2009.02.17 Tuesday 22:58 | comments(6) | trackbacks(0) | 
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          バレンタイン・デー♪

          今日はバレンタイン・デー♪♪♪
          娘は昨日、クッキーとトリュフを作り、今日、部活に行く時、持って行きました。

          これは本命さん用(^_-)-☆
          この後で可愛くラッピングしていました。
                   
                   


          これは、私にくれたもの!袋から出して写真を撮りました♪

                   



          そして、これが私の作った生チョコクローバー♪
          なぜか、ピンボケ(-_-;)
          生チョコなのでくり抜く時に形が崩れそうになりましたが、表面にココアパウダーをまぶして、金粉を振っています。

                      

           まあ、年に一度のイベントだからワイワイ言いながら、何を作るか考えるのも楽しいものです。娘は昨年はチョコレート・パイを作りましたが、あまりに時間がかかったので、今年はクッキーにしたようです。

           私の型を抜いた部分は切ってココアをまぶして、私が食べました(*^_^*)
           
          2009.02.14 Saturday 20:52 | comments(8) | trackbacks(0) | 
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            ゆっくり のんびり おっとりと…:『ゆっくりがいっぱい!』

            [ 絵本 ]
             転職して一ヶ月半が経ち、仕事の疲れが少し出てきて、最近ブログの更新も不定期になってきました。

             そんな時、るるる☆さんのブログ(コチラ)で紹介されていた絵本『ゆっくりが いっぱい!』を図書館で借りてきて読んでみました。
            この絵本は以前読んだ記憶はありましたが、改めて読んでみて気持ちがとても楽になりましたので、私も取り上げさせていただきました。
             
             作者は「はらぺこあおむし」や「ごきげんななめのてんとうむし」などでお馴染みの、エリック=カールです。

             主人公は「なまけもの」。

            「ゆっくり のんびり おっとりと …」

            ナマケモノくんは葉っぱを食べたり眠ったり…。

            雨が降っても、朝から晩まで木の上でさかさにぶらさがっている、ナマケモノくん。

            「なんで そんなに のんびりなんだい?」
            「なんで そんなに おっとりなんだい?」
            「なんで そんなに なまけてるんだい?」

            動物たちの質問に長い間考えて返事をします。

            「そうだ ぼくは ゆっくり のんびり おっとりしてる 
            ぼんやり のそのそ ぐずぐずしてる
            でも ばたばたしないで やんわり おちつき じわっと ゆったり うごかずにいて じっくり おだやか ふんわり ゆらゆら……
            だから そう ぼくのなかには <ゆっくり> が いっぱい!
            くつろいで しずかに やすらかに すごすのが すきなんだ
            でも なまけてるんじゃないんだよ」

            「それが ぼくの やりかたさ ゆっくり のんびり おっとりが すきなのさ」

             ここまで、割り切るのはなかなか難しいですが、ナマケモノくんに救われた気がしました。
            2009.02.10 Tuesday 23:50 | comments(8) | trackbacks(0) | 
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