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Komorebi Houseおすすめ絵本や昔話の紹介ブログ。
将来の夢の絵本店の名前をブログ名にしました。 子どもにも大人にも喜んでもらえる絵本の店が理想です。 木漏れ日の下でほっと一息、ついていって下さい。 |
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一つ目、二つ目、三つ目:グリムの昔話
[ 昔話 ]
JUGEMテーマ:昔話 娘が幼稚園から、小学校低学年の頃、大好きだったグリムの昔話の中のひとつに、『一つ目、二つ目、三つ目』があります。3人の姉妹がいて、長女は「一つ目」という名前で、目がひとつだけあり、二女の「二つ目」は、目が二つ、三女の「三つ目」は目が三つありました。 さて、母親と長女、三女は、二女のことを「目が二つなんて、そこらの普通のつまらない奴らと同じだ」と言って、嫌い、ボロボロの服を着せて、食べる物も残り物しか与えず、いじめてばかりいました。 ある日、やぎの番をするために野原に行った二つ目は、ひもじくて泣いていました。すると、女の人が現れて、食べ物が欲しくなったらやぎに 『こやぎ、めえーとないて、おぜんのしたく!』 と言い、お腹がいっぱいになったら、 『こやぎ、めえーとないて、おぜんをおさげ!』 と、言うように教えてくれました。 二つ目が試してみると、言葉が終るか終らないうちに、真っ白な布がかかったテーブルが出て来て、湯気の立った御馳走を盛ったお皿とナイフとフォークが並びました。 二つ目はお腹一杯、御馳走を食べ、家に帰りました。 それから、二つ目は草原にやぎを連れて行って御馳走が食べられるようになりましたが、様子がおかしいと気づいた一つ目が、一緒に野原に付いて行きました。 二つ目は「一つ目や、起きてるかい?一つ目や、眠ったかい?」 と、歌って一つ目が眠ってしまうと、いつものように御馳走を食べました。 次の日は、三つ目が見張りとして、二つ目に付いて行きました。 二つ目は、同じ歌を歌いましたがうっかりして、 「三つ目や、起きてるかい?二つ目や、眠ったかい?」 と、歌ってしまったので、三つ目の二つの目は眠ってしまいましたが、真中の目だけは起きていて、二つ目のしたことをすっかり見ていたのです。 家に戻った三つ目が母親にすべてを話して聞かせると、母親は怒って、やぎを殺してしまいました。 二つ目が泣いているといつかの女の人が現れて、やぎのはらわたを家の戸口の前に埋めるように言いました。二つ目がその通りにすると、翌日、はらわたを埋めたところから、木が生えていました。 その木には銀の葉っぱが繁り、金のりんごの実がなっていました。 母親と姉妹は金のりんごをもごうとしましたが、何度やっても、するりと逃げてしまい、りんごを取る事ができません。二つ目が試してみると、りんごは二つ目の手の中に入ってきて、もぐことができました。 ある時、家の前を通りかかった騎士が見事な木に感心して、一枝欲しいと言いましたが、姉と妹は枝を折る事が出来ません。そこで、二つ目が見事に枝を折って見せ、騎士と結婚して幸せになります。 そして、不思議な木は二つ目の住むお城まで、ついて行き部屋の前に生えたのです。 めでたし、めでたしで終わるところですが、このお話しの最後は落ちぶれた姉妹がある日、二つ目のお城に施しを求めてやって来て、昔、二つ目をいじめた事を後悔したところで終わっています。 先日、『いっちゃん』の絵本の記事を書いた時に思い出したグリムの昔話です。初めて、このお話しを読んだ時、読み始めで、一つ目、三つ目の姉妹の事を「怖〜い」と、言った娘が、物語が進むにつれ、そんな事は忘れてしまい、後になって、「私も目が三つあったら、良かったな!眠っていても、もう一つの目で起きていて、いろいろ見れるから」と、言ったのには笑えました。 私は、二つ目が「普通の人と変わらない」と、いじめられる場面が印象的でした。やぎが美味しそうな御馳走を出してくれたり、不思議な木の描写も印象的で長いお話ですが、飽きずに楽しめます。 ※文中の引用は、『子どもに語る グリムの昔話(5)』 (こぐま社)より
あっという間に
[ 日々の出来事 ]
2009.03.28 Saturday 16:41 | - | - | ▲
『いまがたのしいもん』
[ 絵本 ]
JUGEMテーマ:絵本紹介 『おおきくなるっていうことは』の記事を書いていた時に思い出した、大好きな絵本『いまがたのしいもん』主人公は毎日を、わくわく、どきどき、楽しんで生きている、とても素敵な女の子 子どもだから楽しめる数々の事は、とても説得力があり、なるほどと大きく頷くと同時に、そんな感性を持つ女の子に感心してしまいます。 スキップしたり、枯れ葉で遊んだり、今の生活に満足し心から楽しんでいるから、大人にならないで、今のままでいいと言う女の子 でも、そんな女の子の考えを肯定しながらも、大人だって、楽しいのよと言うお母さんの言葉が、また、素敵です。 「おかあさんはおおきくなって、あなたのおかあさんになったのよ。おとなっていいでしょ。 あなたもきっとおおきくなったら、おかあさんになるの」 あなたのお母さんになったことが楽しい(幸せ)と、娘に話すお母さんにジーンとします。 子育て中は勿論、いつもいつも、子どもの母親になれたことを感謝していられるわけではありません イライラしたり、子どもに怒鳴ってしまったり… でも、後になって落ち着いた時に、この絵本を読み返しては、自分も癒され、子どもにもあなたが生まれてきてくれて嬉しいわという、メッセージを伝えることができました。 主人公の女の子は今の時期を充分に楽しみ、でも、大人になっても、楽しいことがあり、お母さんに愛されていることが伝わったことでしょう 読んでいて安心できる絵本でした。
『おおきくなるっていうことは』
[ 絵本 ]
JUGEMテーマ:絵本紹介 この時期に、読みたくなる絵本の中の一冊です。 おおきくなるっていうことは… ようふくが小さくなること、 水に顔を長くつけられること、 それから、それから…… おおきくなることは、小さい子にやさしくしたり、大変なこともあるけれど、 おおきくなって、おめでとう と、喜んであげたい絵本です。 幼稚園の進級の時に読まれる事も多いですよね
卒業式
[ 日々の出来事 ]
今日は朝から、正装し緊張した顔で歩いている親子連れを、見かけました
卒業式の小学校が多かったようですね お天気にも恵まれて、暖かくていい卒業式日和だったのではないでしょうか 家の息子が小学校を卒業したのは7年前 会場に入場してきた姿が目に入ってから、ずっと涙が止まらず、恥ずかしかった事が忘れられません 男の子だけに、「親が泣いてるのは恥ずかしいだろうなぁ〜」と、なんとか涙をこらえようとしたのですが、駄目でした そして、娘が卒業したのは4年前 二度目だからあまり泣かないだろうと、思っていましたが、やはり涙があふれました 卒業式に向かう親子を見て、そんなことを思い出し、何だか胸キュンになってしまいました この3月にそれぞれの母校を卒業をされた、マダムberry家の次女さん 、七色ぽけっと家の姉ごんちゃん 、くまくまchan家の次女のこぐまchan12歳ちゃん 、そして、多くの卒業生のみなさん、本当に、 卒業おめでとうございま〜す
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