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2011.10.31 Monday  | - | - | 
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    『100まんびきのねこ 』

    [ 絵本 ]
    JUGEMテーマ:絵本紹介
     来月の敬老の日にちなんで、おじいさんとおばあさんが幸せになれる絵本を考えていた時に、思い浮かんだ絵本の中の一冊にこの、『ひゃくまんびきのねこ』があります。 

      二人きりで寂しく暮らす、おじいさんと、おばあさん。
     
     ネコが飼いたいというおばあさんのために、おじいさんはネコを探しに出かけます。
     可愛いネコを一匹だけ連れて帰るつもりで。 

     丘を越え、谷を越えて歩いていくと、あちらにも、こちらにも、ネコ、ねこ、猫!
     まさに、ネコで埋め尽くされている丘にたどり着きます。

     その数、100万匹!!!
     
     いえいえ、もっともっと、多いかもしれません。

     そんな中で一番可愛いネコを選ぶのは至難の業。どのネコもそれぞれの可愛さがあって、選べません。

     とうとう、ネコたちは皆、おじいさんに付いて来てしまいました。

     でも、飼えるのは一匹だけ。

     ネコたちは自分が一番だと争いを始めました。
    凄まじい争いが終わって残ったのは、小さなみっともないネコでした。
    みんなに相手にされなくて、闘いに加わらなかったのです。

     そのネコは、おじいさんとおばあさんに可愛がられ、世界中で一番可愛いネコになったのです。
     見事にハッピーエンド。

     モノクロの木版画で描かれた絵本で、見ごたえがあります。

     


     
    2009.08.26 Wednesday 23:58 | comments(5) | trackbacks(0) | 
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      赤毛のアンの宝石箱

      JUGEMテーマ:オススメの本

       『赤毛のアン』のファンの方なら、是非とも読んでみたいのが、この本『赤毛のアンの宝石箱』です。  
       題名に相応しく、宝石箱のような、宝物が一杯で、実に盛り沢山の内容です。

                      

       第一章は、『赤毛のアン』シリーズの本の紹介や作者モンゴメリの紹介。
      アンの物語の生まれた背景が分かります。

       第二章では、アンの住んでいたグリーン・ゲイブルズやグリーン・ゲイブルズの周りの様子を詳しく紹介しています。
       まるで、アンが本当にそこに住んでいたかのように感じられます。

       三章では物語の中で起こった主な出来事を年表にまとめ、実際に起こった歴史上の出来事と比較させているのが興味深いです。

       さらに、四章、五章と進むにつれ、当時の生活を学校生活、食生活(特にお茶の時間)、小物や衣類、庭の花など、様々な日々の暮らしの様子が、素敵なイラストと共に紹介されています。

       特に五章のお茶の時間に出された、美味しそうなケーキやクッキーがレシピとともに紹介されているので、お菓子作りにも役立ちます。
       なんといっても、アンシリーズに出てくる食べ物は、思い浮かべるだけで、お腹の虫が鳴くほどですから、アンファンならずとも、楽しめます。

       手作りの小物も作り方とともに紹介されていて、手芸が苦手の人でも作ってみたくなります。

       こんなに盛り沢山の内容ですが、カラーのイラスト入りで、分かりやすく書かれているため、小学校高学年から、中学生、高校生は勿論、大人にも嬉しい宝石箱と呼ぶにふさわしい本です。

       これを読んだら、すぐにもアンの世界の主人公になれそうです。
      そして、現地に行ってみたくなります。
      勿論、現地に行く予定のある方は、行く前に読むのがお薦めです。

       ただ、初版の後は何版か出ておりましたが、現在は手に入りにくいようです(確か、重版されていない)。

       プリンス・エドワード島では、英語版は売られていたのですが…。
      絶版のままだとしたら、残念です。
       
       
      キャロリン・ストーム コリンズ,クリスティーナ・ワイス エリクソン
      金の星社

      2009.08.22 Saturday 23:48 | comments(4) | trackbacks(0) | 
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        ブログの一周年記念に:グリーン・ゲイブルズ

          昨日、『アンの娘リラ』を読み始めたら止まらなくなり、夜更かしをしてしまいました。
         今日がお休みで、良かった。

         ブログを始めるきっかけの一つである、アンへの想い。

         1周年記念に 、思い立って、グリーン・ゲイブルズの写真をアップしてみました。


         
              憧れのグリーン・ゲイブルズです

         
               裏手から撮った写真です

         
                グリーン・ゲイブルズから続く『恋人の小径』   

          写真を見ているだけで、心が安らぎ、幸せな気持ちになれる場所。
         私の心の原風景なのかもしれません。

         
        2009.08.20 Thursday 10:16 | comments(14) | trackbacks(0) | 
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          ブログを始めて1年目:『アンの娘リラ』

          JUGEMテーマ:オススメの本
           パソコン音痴の私が、ブログを始めて今日で、一周年を無事に迎えることができました。
           ここまで、続けてこられたのは、読んで下さる方がいて、コメントや励まし、時には質問をして下さる方がいてくれたお陰だと、感謝しております。

           1年前は休職中で、出版100周年を迎えた『赤毛のアン』の舞台になった、プリンス・エドワード島に行くことを計画していた時期でもありました。
           好きな絵本や児童書の紹介、『赤毛のアン』に対する想いを書いていかれたらと、思って始めたブログなので、一周年の今日はアンシリーズの中から選んだ本を紹介したいと思います。

            『アンの娘リラ』は、赤毛のアンシリーズの中では、最後の作品(10巻目)であり、主人公もアンではなく、末娘のリラになっています。
           
           15歳の誕生日を目前にしたリラは、母親であるアンに言わせれば「家の子どもたちの中で一人だけ野心を持ち合わせておらず、愉快にすごすことだけが望みの己惚れ屋」で、これからの人生に対して輝くばかりの憧れを持っていました。

           リラにとって、大人の世界へのデビューとなる記念のダンスパーティの日、英国がドイツに宣戦布告をし、第一次世界大戦の影響がリラたちにも降りかかってきたのです。

           リラの住む町は戦火の被害にあった訳ではありません。
          戦争がおこなわれていたのは、遠く離れた場所です。
           
           でも、お兄さんたちを次々と戦地に送る苦悩や、故郷に残された女性、妻であったり、婚約者であったり、妹や友人であったりの立場での苦悩を、少女から大人へと成長する時期のリラの言葉で静かではありますが、切実に訴えています。

           自然な言葉で戦争に対する女性の想いを表している作品といえます。
          アンシリーズの中でも好きな作品のひとつです。

           リラは、最初は気まぐれな少女のようにも思えましたが、辛抱強く、意思のしっかりとした女性へと変わっていきます。

           また、この物語の中に出てくる、犬のマンディは、出征した主人(リラの一番上のお兄さん)を待って駅で何年も過ごすという、ハチ公物語(アメリカ版の映画『Hachi』も公開中ですが)を思わせる、内容が含まれています。

           『赤毛のアン』を読んだ事のない人でも、独立した物語として読める内容になっています。

           アンとリラの想いを忘れたくなくて、今日から読み直し始めました。



          2009.08.19 Wednesday 23:32 | comments(6) | trackbacks(0) | 
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            『えんぴつびな』

            [ 絵本 ]
                       

              昨日に引き続き、小学生時代の出会って欲しい、戦争童話を紹介します。

             わたしは空襲で家を焼かれてしまったため、いなかの学校に疎開します。
            クラスにはシンペイちゃんという、腕白な男の子がいました。

             シンペイちゃんは、いたずらっ子でしたが、みんなと馴染めないわたしに、それとなく気遣い優しく接してくれていました。

             ある日、シンペイちゃんは、家もお雛様も燃えてしまったわたしのために、小さくなったえんぴつに顔を書いたお雛様(お内裏様と、お雛様)をくれました。

             喜ぶわたしに、シンペイちゃんは、三人官女を作ってやると約束するのですが…。

             シンペイちゃんの姿をわたしが見たのは、その日が最後でした。
            シンペイちゃんは、その日の夜、空襲で焼け死んでしまったのです。

             そして、シンペイちゃんのくれた、えんぴつびなは、わたしの宝物となったのです。


             私は、子どもたちが小学生の時に読み聞かせましたが、やはり最後には声が詰まってしまいました。
             でも、子どもたちは神妙な顔で聞いていました。

             子どもたちの前で絵本を読んで泣くのは恥ずかしい気がした時期もありましたが、親子だからこそ、親の涙の意味を子どもたちも真剣に考えてくれるのではないかなと思います。

             夏休みも少しづつ、残り少なくなってきたこの時期!
            是非、子どもたちと一緒に読んでみて下さい。
            2009.08.17 Monday 21:52 | comments(4) | trackbacks(0) | 
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