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Komorebi Houseおすすめ絵本や昔話の紹介ブログ。
将来の夢の絵本店の名前をブログ名にしました。 子どもにも大人にも喜んでもらえる絵本の店が理想です。 木漏れ日の下でほっと一息、ついていって下さい。 |
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『かさじぞう』:年末にお薦め
[ 紙芝居 ]
JUGEMテーマ:昔話 12月のお話し会で最後に読みたくなる昔話の中に『かさじぞう』があります。『かさじぞう』は、紙芝居や絵本で何冊か出ていますが、今年のお話し会では、童心社の紙芝居(↓を参照して下さい)を選びました。 貧乏なおじいさんとおばあさんが、大みそかというのに、年を越すための食べ物もなく、おじいさんは町へ、おばあさんの織った布を売りに行きました。 けれども、誰も布を買ってくれずに、やはり笠が売れないで残っていた笠売りの笠5つと、布を取り替えて、家路につきます。 途中から雪が降り始め、足を速めて家に向かって歩いていると、寒さの中に立っている、六地蔵様を見つけます。 心の優しいおじいさんは、お地蔵さまが寒かろうと、布と交換した笠をお地蔵様に被せ、足りない1つの代わりに、自分の被っていた手ぬぐいを最後の地蔵様に被せて、家に帰るのです。 何も持って帰れなかったおじいさんとおばあさんは、漬け物を食べお湯を飲んで、年越しをし早目に寝てしまいました。 その夜、不思議な掛け声が近づいてくる物音に目を覚ますと、家の前で大きな音がしました。 驚いて、戸を開けてみると、大きな俵の中から、お餅やら肴やら、着物やらお金やらが溢れ出ていたというお話し。 帰って行くお地蔵様の一番最後のお地蔵様の頭に被っている、おじいさんの手ぬぐいが印象深い昔話です。 以前、読んだ紙芝居では、最初におじいさんが町に売りに行ったのは薪でした。 その他の場面は、殆んど同じです。 冬のお話しですが、特にこの時期がぴったりの、懐かしくて心温まる昔話です。 絵本や紙芝居でなく、昔話の本の中にも収録されていますので、読み返してみるのもいいかもしれません。
『サンタの友だちバージニア』
[ 子どもと本 ]
JUGEMテーマ:オススメの本 この本のタイトルになっているバージニアとは、先日、紹介した『サンタクロースっているんでしょうか?』の社説のきっかけとなった手紙を書いた少女です。バージニアの孫娘にあたるパットさんのお話しを元に、日本人の女性がバージニアという女性の生涯と社説について、解説している本です。 友達にサンタクロースなんていないとからかわれた、8歳の少女バージニア。 新聞社に「サンタクロースって、本当にいるんでしょうか?」と、質問の手紙を出したのが始まりでした。 この社説を書いた記者(チャーチさん)は、最初はこの手紙の返事を書くことをためらったそうです。 なぜなら、いつもは大人向けに記事を書いているのですから、8歳の少女からの質問に答えるというのは、不満を感じたのかもしれません。 でも、チャーチさんは記事を書くことを決意しました。 この、子どもが一度はする質問に真剣に向き合い、新聞で答える事の大切さと意義を感じたのでしょう。 そして、アメリカ中で最も有名な社説の一つになったのです。 この本を読んで驚いたのは、アメリカ中で有名なこの社説を書いたのが誰かということが、報道されたのは、彼の死後だったそうです。 今の時代なら、すぐに調べるでしょうし、バージニアとテレビでご対面なんて企画がされるかもしれません。 さて、バージニアは教職に就き、81歳で生涯を終えるまで、子どもの頃、チャーチさんに教えられた、見えないものを信じる心を忘れないで、多くの子どもたちに夢を与え続けていきました。 教え子の一人の言葉が、バージニアの人柄を想像させます。 「わたしは先生から、人生、希望、そして愛というプレゼントを贈られたのです。おもちゃや本というモノではなく、心という贈り物を。…」 (「サンタの友だちバージニア」 村上 ゆみ子著 偕成社 より ) あと2日でクリスマスですね。 世界中の子どもたちが、幸せであってほしいものです。
『サンタクロースの部屋』
[ 子どもと本 ]
JUGEMテーマ:児童文学 いつかは紹介したいと思っていた松岡享子さんの、『サンタクロースの部屋』。 前回の『サンタクロースっているんでしょうか?』の紹介が、先になってしまいましたが、次はこれしかありません。 松岡さんの名前は、絵本や児童文学に興味のある方なら、ほとんどの方が何らかの著書を読まれたり、お名前を耳にされていると思われます。 『サンタクロースの部屋』といっても、クリスマスの本、サンタクロースの物語というわけではありません。 著書の中で松岡さんは、『サンタクロースの部屋』というのは、 サンタクロースを信じる心の空間であり、サンタクロースが占めていた空間は、成長してもずっと心に残り、そこに別の住人を住まわせることができると、いったような事を書いております。 子どもの頃の心の空間(サンタクロースの部屋)が広ければ広いほど、豊かな心を持ち続けられるということでしょう。 それは見えないものを信じることのできる力であり、子どもの成長に大切な力でもあります。 子どもたちが学校の勉強が始まる前に、大切なこととして、想像力や言語力があると思いますが、子どもに本を読んであげることが、その2つのことに対して、重要な役割を担っているのです。 それは子どもたちが成長した後の、生きる力になっているような気がします。 お子さんのいる方や絵本の読み聞かせをされる方には、是非、読んで戴きたい本です。
『サンタクロースっているんでしょうか?』
[ 子どもと本 ]
あまりにも有名な本ですが、敢えて紹介したいと思います。 娘が小学校3年生くらいのときだったでしょうか。 「サンタさんって本当にいるの?」 クリスマスが近づいたある日、誰もが一度は疑問に思う質問をしてきました。 枕元にプレゼントを置いてくれるのがサンタクロースではないと確信している顔つきでした。 でも、この本を読んでいた私は、良心の呵責を感じることなく自信を持ってこう答えました。 「サンタさんはいるって、お母さんは信じているよ」 と。 この本は今から100年以上前に、アメリカのニューヨークに住む8歳の女の子が、「サンタクロースって本当にいるんでしょうか?」という質問を新聞社に送ったのに対し、社説に書いた返事の全文を本にしたものです。 8歳の子供の素朴な質問に、誤魔化すことなく、媚びることなく、真正面から真剣に応えた社説。 記者はその感性と感受性で、目に見えるものしか信じられない事は、間違っていること、限りなく広い宇宙の中では、人間の知恵なんてちっぽけなものであることを書いているのです。 この本を読む度に、形あるもの(見えるもの)や、証明できることだけを真実と思ってしまうことを、考え直させられます。 でも、だからこそ自信を持って言えるのです。 「サンタクロースはいるんだよ」って。 サンタクロースは確かにいるんです。
『おばけになったサンタクロース 』:クリスマスにお薦め紙芝居
[ 紙芝居 ]
クリスマス会や12月のお話し会で演じてみたい紙芝居に 『おばけになったサンタクロース』が、あります。
(安田 浩 作 ・ 相沢 るつ子 絵 ・ 教育画劇) サンタクロースがプレゼントを配りに行こうとすると、どこの家にも煙突がありません。 どうやって家に入ったらいいのか悩んだサンタクロースは、おばけになることを思いつき、おばけになる方法を学びます。 おばけに教わった通りに、薄いおばけの服を着て呪文を唱えてでんぐり返りをすると、見事におばけになれました。 壁もスイスイ通り抜けられ、無事にプレゼントを配ることができました。 けれども、服が薄かったため寒くて風邪をひいてしまいます。 風邪をひいたサンタクロースの元には、子どもたちからお見舞いの手紙が届くというお話し。 おばけになるために呪文を唱える練習をするサンタクロースの必死の姿が微笑ましく、呪文の唱え方を工夫すると、楽しく演じられます。 「煙突がないのにサンタさんは、どこから入ってくるの?」 と、子どもたちに聞かれた時に、こんなお話しを読んであげるのもいいかもしれません。 私は最初に紙芝居で出合いましたが、絵本もあります。 絵の雰囲気は多少、違いますが内容は同じです。
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