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2011.10.31 Monday  | - | - | 
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    チョコレートの絵本:『こねこのチョコレート』

    [ 絵本 ]
    JUGEMテーマ:絵本紹介

     トラの絵本と紙芝居の紹介だけで、1月も終わりになってしまいました。
    少し早目に2月向けの絵本を…と、考えていたのに、早くも最終日。

     さて、2月の絵本で、まず思い浮かんだのが、『こねこのチョコレート』でした。
     2月向けの絵本というわけではありませんが、チョコレートが出てくるので…。

     弟の誕生日プレゼントに姉のジェニーがお小遣いで買った、こねこのチョコレート。
     明日になったら渡すつもりで、自分の部屋のタンスに隠しておきます。

     ところが、夜になると、チョコレートが気になって、なかなか眠れません。

     4歳の女の子ですもの、タンスの中に可愛い、大好きなチョコレートが入っていると思えば、「一つくらい食べたって、弟は分からない」と、考えても無理はありません。

     でも、一つ食べてしまうと…、もう一つくらい…と、抑えられなくなってしまうのは、誰にだって経験が。

     そして、最後に残ったのは、からの箱。

     可哀相なジェニー。

     「悪いのはあなたでしょ。」
     なんて、とても言えないほど、はらはら、ドキドキしながら、ジェニーの気持ちになりきってしまいます。

     さて、運命の誕生日当日。  

     結末やいかに。

     
     追記:このお話しは「おはなしのろうそく 20」(東京子ども図書館編)にも、収められています。


    2010.01.31 Sunday 10:01 | comments(7) | trackbacks(0) | 
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      トラの紙芝居:『トラのおんがえし』

      [ 紙芝居 ]
      JUGEMテーマ:昔話
       
       トラの紙芝居の2作目は、『トラのおんがえし』です。
      何年か前に、高齢者施設で演じた際、とても評判の良かった紙芝居の中の一作です。

       今年は寅年なので、1月の大人向けのお話し会で使おうと思い図書館に予約したのですが、皆考える事は同じのようで、予約も順番待ち。
       お話し会の当日はまだ届いておらず、翌日に、届いたようです。
       一日遅れで残念ではありましたが、せっかくなので借りてきました。

       これは、中国の昔話です。

       昔、イエン先生という医者が、山奥の村に診察に行った帰りに道に迷ってしまいます。
       イエン先生が困っていると、二人の若者に出逢います。

       イエン先生が二人に帰り道を教えて欲しいと言うと、若者たちは母親が病気で苦しんでいるので、助けてほしいと頼みます。
       イエン先生は若者たちの家に行き、母親の頬の手術をして、その日は若者たちの家に泊めてもらいます。

       翌朝、先生が目覚めると、3匹のトラが寝ていました。
       母親のトラの手術痕を見た先生は、トラが昨日の若者たちとその母親であることを悟り、塗り薬を置いて、家に帰ります。

       それから、何年か経ったある日のこと、山奥の村に診察に行った帰り、イエン先生は狼に襲われそうになります。
       狼がイエン先生に飛びかかり、咬みつかれそうになった時、2匹のトラが現れます。

       「狼だけでなくトラまでも…!!!」
       
       イエン先生は死を覚悟しますが、トラたちは狼を追い払うと、懐かしそうにイエン先生を見つめます。
       先生はトラが、以前、手術を施した母親の息子のトラたちだということに気付くのです。

       シンプルなストーリーですが、心温まる昔話です。
       イラストもとても素敵です。

       寅年の今年、是非、一度、読んでみて下さい。

       商人がトラを助け、後にそのトラに助けられるという絵本もあります。
       こちらも、合わせて読むと、より興味深いです。

      2010.01.26 Tuesday 22:40 | comments(6) | trackbacks(0) | 
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        トラの紙芝居:「いさましいおかみさんとトラ」

        [ 紙芝居 ]
        JUGEMテーマ:昔話

         今年に入ってから、トラの絵本を中心に紹介してきましたが、今日は、トラの出てくる紙芝居『いさましいおかみさんとトラ』を紹介したいと思います。 

             
               (田島伸二/脚本  モハマド・ワシム/画  童心社)

         このお話しは、「子どもに語るアジアの昔話」に収められている、「ひゃくしょうのおかみさんとトラ」と同じストーリーです。

         気の弱い夫が畑を耕しているとトラがやってきて、畑を梳いている牛を食べさせろと言うのです。
         夫は、女房の乳牛はもっと丸々と太っているので、代わりに乳牛を連れてくるからと言って、家に逃げ帰るのですが…。

         話しを聞いたおかみさんは腹を立て、頭にターバンを巻いて男の恰好をし、馬に乗って畑に向かうと大きな声で「昨日、3匹トラを食べてからまだ1匹も口にしていないから、早くトラが見つかりますように」と喚きます。

         それを聞いたトラはびっくりして、逃げ出すのです。

         すると、トラの食べた残りの肉をもらうためにいつも側にいるジャッカルが、慌てている訳をトラに尋ねます。

         トラがそれまでのことを話して聞かせると、ジャッカルは呆れて、ひゃくしょうのおかみさんに騙されたのだと言うのですが、臆病風に吹かれてしまっているトラはジャッカルの言葉が信用できず、ジャッカルが逃げ出さないようにと、お互いのしっぽを固く結わえて、二匹で畑に戻っていきます。

         夫は戻って来たトラを見て、もう駄目だと観念しますが、おかみさんは少しも慌てずに、「ジャッカルさん、そんなに太ったトラを連れてきてくれてありがとう」と、言ったからたまりません。

         トラはジャッカルとしっぽを結わえていることも忘れて大慌てで逃げだしたので、ジャッカルは引きずられてあちこちに身体をぶつけて死んでしまいます。

         トラも遠くまで逃げて行き、二度と百姓夫婦の家に来ることはなかったというお話しです。

         おかみさんの知恵と勇気が豪快な昔話です。 
         「子どもに語る アジアの昔話」のお話しを読み聞かせに使っても、紙芝居でもどちらでも楽しめます。

         
        2010.01.20 Wednesday 09:00 | comments(2) | trackbacks(0) | 
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          トラの絵本:『あずきがゆばあさんとトラ』

          [ 絵本 ]
          JUGEMテーマ:昔話
           久しぶりのトラ絵本です。

           先日、図書館に予約してある本を借りに行った時に、トラの本が並べてある棚を見た時に、この『あずきがゆばあさんとトラ 』という絵本を見つけました。
           聞いた事はありましたが、読むのは初めてだったので、さっそく借りてきました。

           韓国の昔話だということでしたが、日本の昔話の「さるかに合戦」を思い出させるストーリーでした。

           おばあさんがあずきをまいているとトラが現れ、おばあさんを食べようとします。
           おばあさんは、「あずきが実ってあずきがゆを食べるまで、自分を食べるのを待ってほしい」とトラに頼み、トラは承知して帰っていきます。

           やがて、あずきが採れ、あずきがゆを沢山煮たおばあさんですが、泣いていると卵やすっぽんやウンチが次々にやってきて、おばあさんが泣いている訳を尋ねます。

           「トラに食べられるのが悲しくて泣いている」とおばあさんが答えると、卵やすっぽんは「あずきがゆを食べさせてくれたら助けてあげる」と言って、あずきがゆをもらいます。
           そして、みんなでおばあさんがトラに食べられるのを助けるというお話しです。

           火をつけようとしたトラの眼に卵が跳ねたり、水で眼を洗おうとしたトラの手にすっぽんがかみついたり…。 
           臼の下敷きになるところなども、さるかに合戦とそっくりで、興味深いです。
           
           
          2010.01.16 Saturday 23:07 | comments(10) | trackbacks(0) | 
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            成人の日に…:『二十歳の原点』

              今日は成人の日ですね。

             平成元年生まれの息子も、今日が晴れの日となる筈でしたが…。
             成人式には参加しませんでした。
             
             私たち親子が隣の市から、今の住所に越してきたのは、息子が高校に入学する年(中学を卒業した年)の3月末でした。
             高校も、以前の住所地にある市の高校に通っていたため、成人式に行っても、友だちも知人もいないからと、出席にはあまり乗り気がしないと迷っていたようでした。

             結局、息子は行かないことを選択したのです。
            その代わり、夕飯は中学時代の友だちと出かけて行きました。

             成人式に出席しなかった事は、後で後悔したとしても自分で決めたことなので、仕方ないのかな…と。

             
             さて、「二十歳」という言葉で思い出すのは、『二十歳の原点』という本です。
            確か、高校2年生の時に初めて読んだような気がします。

             20歳という若さで自らの命を絶った高野悦子さんの日記をまとめた本は、当時の私には衝撃的であると同時に、感動し、感情移入したものです。
             
             彼女の感性に、彼女の生き方に、どこか憧れにも似た想いを抱いてしまった気がします。

             自分の年齢や時代がそう思わせたのかもしれません。
             今、読んだらどんな思いで読むのでしょう?
             もう何十年も手に取ったことがありませんでしたが、我が子が高野さんの歳になった今、改めて、読み返してみようかと思っています。

            2010.01.11 Monday 17:53 | comments(2) | trackbacks(0) | 
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