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Komorebi Houseおすすめ絵本や昔話の紹介ブログ。
将来の夢の絵本店の名前をブログ名にしました。 子どもにも大人にも喜んでもらえる絵本の店が理想です。 木漏れ日の下でほっと一息、ついていって下さい。 |
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月の絵本:『お月さまってどんなあじ?』
[ 絵本 ]
JUGEMテーマ:絵本紹介 すっかり、のんびり更新ペースになってしまっていますが、 もうすぐ8月も終わりですね。今回は少し早目に9月向けの絵本を紹介したいと思います。 9月向けとして選ばれる絵本に、月の絵本があります。 お月見にちなんでいるのだと思います。 この 『お月さまってどんなあじ?』 は、タイトルからしてワクワクします。 表紙の絵も素敵です。 「お月さまって、どんな味なんだろう?」 素朴な疑問から、お月さまを食べてみることを決意し、高い山に登って行ったカメ。 でも、月はもっと高いところにいます。 そこで、カメはゾウを呼んで、自分の背中に乗ってもらいます。 ゾウが鼻を伸ばすと、月は逃げてしまいます。 ゾウはキリンを呼びますが、ゾウの背中に乗ったキリンが首を伸ばすと、月はまた逃げます。 キリンはシマウマを呼び、シマウマはライオンを呼び、ライオンはキツネを呼び…と、動物たちが次々と背中に乗っていきますが、その度に月はひょいっと逃げ、なかなか、つかまりません。 キツネがネズミを呼んだ時、ネズミの小ささでお月さまは油断したのでしょう。 ついに、ネズミにパリッとかじられてしまいます。 動物たちはネズミがかじったお月さまをみんなで食べるのですが、はたしてそのお味は… ストーリー展開も単純で繰り返しが続いているので、小さいお子さんから楽しめます。 是非、9月に読む絵本の一冊に加えてみて下さい。 今年の中秋の名月は、9月22日だそうです。
『くっついた』
[ 絵本 ]
JUGEMテーマ:絵本紹介 最近、お話し会に来てくれる親子の年齢が低年齢化してきている気がします。 家の子どもたちが幼いころは、いわゆる「赤ちゃん絵本」と分類されているものは殆んどありませんでしたが、最近は数も増え、嬉しい反面、選ぶのに苦労もしています。 子どもに読んでみて反応を見ることができないので、自分の感性で選んでいますが、先日のお話し会で読んだ絵本の一冊、 『くっついた』 は、ママにも子どもにも好評でした。 金魚やサル、ぞうなど、いろんな動物が左右の見開きページに出てきて、ページをめくると、「くっついた」!!! 手や鼻がくっつく、可愛いイラストの絵本です。 最後は赤ちゃんとママが、そして、パパもほっぺがくっついた! 単純なのに、微笑ましくて、思わずあかちゃんとぎゅーっと、くっつきたくなる絵本です。 親子でスキンシップを楽しみながら、読んでみて下さい。
海の紙芝居:『ちからおんな』
[ 紙芝居 ]
8月も半ばを過ぎたというのに、今回も海の紙芝居の紹介です。
「私にとっては海は一年中、身近な存在なものですから」と、言い訳をして 今回の紙芝居は 『ちからおんな』 です。 この女性、もの凄く力持ち。 ある日、山の食べ物も飽きてしまったから海の物が食べたくなったと、家をかついで引っ越しのために海を目指して歩き始めます。 途中で、大雨で水かさが増して川の真ん中に取り残されている動物たちを助けたり、大きないのししに追われている人たちを助けて、みんな家の中に入れてあげます。 そして、最後は大竜巻さえ、みんなで力を合わせてやっつけてしまうのです。 無事に海にたどり着いた「ちからおんな」は、途中で助けたみんなの家を建て、海でとれた美味しい物を食べて暮らしたというお話しです。 ストーリー展開は単純でテンポよく進み、ちからおんなの活躍も豪快でスッキリとしたお話しです。 子どもの前で演じた事はありませんが、大人にも好評でした。 (酒井 公子 / 脚本・絵 童心社)
海のお話し:『海の水はなぜからい』
[ 昔話 ]
JUGEMテーマ:昔話 夏のお話し会で読みたくなるテーマとして、怖いお話しの他に、海のお話しも入れるようにしています。 夏のお話しではないのに、夏と海は結びつけやすいのかもしれません。 先日のお話しで選んだのが、『おはなしのろうそく 23』 に入っている 『海の水はなぜからい』 です。 この「おはなしのろうそく」に収められているお話しはノルウェーの昔話です。 貧乏な弟が金持ちのお兄さんのところにクリスマス用の食べ物をもらいに行きます。 弟が時々、食べ物をもらいに来るのに嫌気がさした兄は、「これを持って地獄に行ってしまえ」と言って、弟にベーコンを渡します。 何でも言う事をきくと言った弟は、地獄を目指して歩き出しますが、地獄で欲しい物は何でも出してくれる「ひき臼」を手に入れます。 弟はお金持ちになり、それを羨んだ兄がひき臼を売ってくれと頼みますが、賢い弟は一度、兄に売ったひき臼をまた、取り戻します。 ある日、塩を積んで航海をしている船長が、ひき臼を売って欲しいとやって来て高いお金でひき臼を手に入れます。 そして、船の上で塩を引き出すのですが、止め方を教わらなかったため、塩がどんどん溢れ出て止まらず、そのまま海に沈んで塩を出し続けているという内容です。 似たお話しが日本の昔話にもあります。 (水谷 章三 / 脚本 藤田 勝治 / 絵 童心社) この紙芝居の主人公は漁師です。 ある日、釣り上げた大きな鯛を小人の神様が譲ってくれと言って、代わりに石臼と交換します。 その石臼は欲しい物は何でも出てくる石臼です。 お米や味噌やお酒ばかりか、お金や家や蔵まで出してしまうという、不思議な石臼。 ある日、石臼の噂を聞いて海を渡ってやって来た泥棒に石臼を盗まれ、逃げる途中で泥棒たちが船の上で塩を引き出すのですが、やはり、止め方が分からずに船は重みで沈んでしまい、石臼は塩を出し続けたという結末はほぼ同じです。 似た内容のお話しが地域や国によって、少し内容は違っても伝わっているのは、興味深いものです。 いろんなお話しを読み比べてみると、なかなか、面白いです。
怖い紙芝居、その3:『子そだてゆうれい』
[ 紙芝居 ]
立秋だというのに、まだまだ暑い日が続きそうですね。
ということで、今回も怖い紙芝居を紹介します。 今日の紙芝居は『子そだてゆうれい』です。 内容は、以前紹介した、『あめかいゆうれい』と、ほぼ同じです。 この紙芝居は何年も前に一度、演じたことがありました。 昨年、ふと、幽霊が子どもを育てる話しの紙芝居のことを思いだし、図書館に借りに行き、見つけた紙芝居が『あめかいゆうれい』でした。 内容が同じだったため、気付かずに借りてきて演じたものの、どうも、どこか違うような違和感を感じながら演じました。 最近になって、紙芝居の紹介をされているムーランさんのホームページで『子そだてゆうれい』の紹介記事を読み、予約して借りて読んでみると、最初に私が出合ったのは『子そだてゆうれい』の方だったと気付きました。 今頃になって気付くなんて、自分の勉強不足に呆れてしました。 2作の内容はほぼ同じですが、こちらも合わせて読んでみたい紙芝居です。 『あめかいゆうれい』との違いは、最初の場面で子どもたちが飴を買いにきているところと、女性が幽霊になって飴を買いに来る前に、一度飴屋に来ていることです。 (桜井 信夫 / 脚本 須々木 博 / 画 童心社) ムーランさんのホームページ「おすすめ紙芝居」(コチラ)は、私も紙芝居を選ぶ時の参考にさせてもらっています。 特に私は入園前の幼児向けの紙芝居を演じる機会が少なかったため、困っていた時にホームページに出合えたので、助かりました。 絵本の「こそだてゆうれい」と比較して読んでみるのも面白いかもしれません。
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