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2011.10.31 Monday  | - | - | 
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    鬼の絵本

    [ 絵本 ]
    JUGEMテーマ:絵本紹介
     
     節分が近いので鬼の出てくる絵本を紹介します。

     鬼の出てくる昔話は多いですが、鬼の出てくる日本の代表的な昔話としては、『ももたろう』『いっすんぼうし』でしょうか

     これらの昔話はいろんな絵本が出ていますが、私のお薦めは下記の絵本です。

     松居 直/文、 赤羽 末吉/画、福音館の『ももたろう』は言葉のリズム感が素晴らしく、昔話の土臭さと言いますか力強さ、骨太さが、文章からも絵からも伝わってきます。

     初めてこの絵本を子どもに読み聞かせた時は、桃の流れてくる音などの擬態語が読みにくく感じましたが、すぐにこの独特の言い回しが気に入り、大好きな絵本になりました。
     日本語は擬態語が多い言語だそうですが、そんな日本語の魅力を感じます。

     水彩画のイラストも素晴らしく、生命力にあふれています。

     絵本は子どものためのものという常識を覆す、大人にもぜひ味わって欲しい一冊です。

     同じく福音館から出版されている『いっすんぼうし』(いしい ももこ/ぶん  あきの ふく/え)は、作者は違いますが、こちらも昔話の魅力が充分に伝わる力強さを感じる絵本です。

     昔話はストーリーを知っているようで、大人になって改めて読み直すと、新たな発見があるものです。

     ぜひ、ただ単にストーリーを追うだけの昔話ではなく、昔話の魅力が伝わってくる一冊を読んでみて下さい。


    2011.01.30 Sunday 15:00 | comments(4) | trackbacks(0) | 
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      冬にお薦めの紙芝居:『ゆきおんな』

      [ 紙芝居 ]
      JUGEMテーマ:おはなし&図書ボランティア

       今月の大人向けのお話し会で演じた紙芝居の中の一作が 『ゆきおんな』 (箕田源二郎/画   桜井信夫/脚本  童心社) です。

        山の中で吹雪に遭い、山小屋で夜を明かそうとした父親と息子のみのきち。
       夜も更けた頃、山小屋の中に入ってきた白い着物の女が父親に息を吹きかけると、父親は凍って死んでしまいます。
       次に女は、みのきちの方にも来るのですが、自分のことを誰にも話さないようにと約束をさせ、そのまま姿を消します。

       季節がめぐり、寒い冬の吹雪の晩にみのきちの家にやってきた旅の女がそのまま、みのきちの嫁となり、やがて子どもも生まれます。

       ある吹雪の日、妻の横顔を見ていたみのきちは、それまで誰にも話さなかった山小屋であった出来事をつい、妻に話してしまいます。

       すると、妻の表情がこわばり、自分があの時のゆきおんなだと言って、ゆきに戻ってしまうお話し。

       ちょっぴり怖いですが、哀しいお話しです。

       「子どもに語る日本の昔話2」(こぐま社)の中に収められている「ゆきおんな」も好きですが、今回は紙芝居を選びました。

       
       
      2011.01.23 Sunday 22:47 | comments(4) | trackbacks(0) | 
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        寒い時期の紙芝居:『てぶくろ』

        [ 紙芝居 ]
         寒い日に読みたくなるウクライナ民話『てぶくろ』

         おじいさんが森で落とした片方のてぶくろ。

         ねずみが見つけて中に入っていると、カエルやウサギなど、次々に動物たちがやって来て、中に入れてくれと頼みます。

         やってくる動物たちが次第に大きくなり、窮屈なてぶくろの中に、本当に入れるのかしらと、心配になるのですが、言葉のリズムが良く、違和感なく受け入れられる展開は昔話の持つ魅力でしょう。

         ラチョフの絵本が有名で、絵本の方を読む機会の方が多いのですが、今回は紙芝居版を選んでみました。

         絵が遠目でも見やすいので、大人(高齢者)でもわかりやすいのではと思ったからです。

         絵本のフレーズに慣れていると、多少の違和感はありますが、絵もシンプルで文章とうまく合っています。

         手袋の大きさ自体はあまり変わっているように見えないのに、動物たちが中に入っている描き方は凄いです。

         2つの作品を並べてじっくりと見比べたくなる、どちらも好きな作品です。

         読む相手や人数に応じて読み分けるのもいいかもしれません。



         
        2011.01.19 Wednesday 22:41 | comments(6) | trackbacks(0) | 
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          うさぎの絵本:『ピーターラビットのおはなし』

          [ 絵本 ]
          JUGEMテーマ:絵本紹介

           うさぎの絵本といえば、やっぱり外せないのが 『ピーターラビット』 です。 

           最初にイギリスで出版されたのが1902年ですから、100年以上も前に出版された絵本です。
           
           作者の家庭教師をしてくれていた方の病気の息子さんに7年間も送っていた絵手紙を元に産まれた絵本。

           ピーターラビットのキャラクターは、ほとんどの方が知っていると思いますが、実際に絵本を読んだことがあるという人は意外に少ないようです。

           以前、『ミス・ポター』という、映画がありましたが、『ピーターラビット』の作者、ビアトリスク・ポターの半生を描いた映画でピーターラビットの作者はこんな女性だったのだと、感動したものです。

           いたずらっこのピーターがマグレガーさんの畑に入り、見つかって追いかけられるシーンはいつになっても、ハラハラドキドキ。

           それにしても、お父さんが捕まってパイにされてしまったというのに、その畑に入るなんて、ピーターの勇敢さには驚いたものです。

           卯年の今年、ピーターラビットのシリーズを読み返してみるのも面白いかもしれません。


          2011.01.09 Sunday 16:18 | comments(6) | trackbacks(0) | 
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            『絵本わらしべ長者』

            [ 絵本 ]
            JUGEMテーマ:絵本紹介
             今年になって初めての大人向けの読み聞かせで選んだ絵本は 『絵本 わらしべ長者』 (瀬田貞二著、瀬川康男イラスト)です。 

              子どもの頃、一度は聞いたり読んだりしたことがあるであろう「わらしべ長者」のお話しは、お正月には縁起の良いサクセスストーリーかなと。

             私も子どもの頃、本で読んだ記憶がありますが、とても印象に残っているお話しでした。
             
             たった一本のわらしべ(わら)を拾ったことがきっかけで、わらにアブを縛って持っていると、みかんになり、反物になり、馬になり、家屋敷にまで交換して変わっていくのですから、なんて運のいい人  という、羨ましさと憧れに似た感情で一杯でした。

              さて、お話しの方は細かい内容までは覚えていないという方もいたのですが、最初にわらを拾い、最後には大きな家屋敷に住むことになった事は、記憶にあったようです。

             この『絵本 わらしべ長者』は、瀬田貞二氏のテンポがよく、読みやすい文章と、瀬川康男氏の味のあるイラストがマッチして、大人でも楽しめます。

             「いいわねぇ〜」と、ため息がでて終わりました。  

             「そんなばかなことあるわけない」と思えないのが、このお話しの不思議な魅力かもしれません。   


            2011.01.09 Sunday 14:46 | comments(0) | trackbacks(0) | 
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