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Komorebi Houseおすすめ絵本や昔話の紹介ブログ。
将来の夢の絵本店の名前をブログ名にしました。 子どもにも大人にも喜んでもらえる絵本の店が理想です。 木漏れ日の下でほっと一息、ついていって下さい。 |
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たんぽぽのように
[ 絵本 ]
平成23年3月11日に東北地方を中心として東日本に発生した地震により被害に遭われた皆様には、謹んでお見舞い申しあげますと共に一日も早い復旧を心よりお祈り申しあげます。
ひな祭りにこんな絵本を:『えんぴつびな』
[ 絵本 ]
JUGEMテーマ:絵本紹介 3月3日は何の日か知っていますか? 勿論、雛祭り(桃の節句)ですが、その他にも「耳の日」としても知られていますよね。 さらに、『平和の日』 にも制定されています。 『えんぴつびな』 というこの絵本は、以前、終戦記念日の頃、紹介致しましたが、今回は雛祭りと平和の日に因んで、3月3日の今日、改めて紹介させて頂きます。 空襲で家が焼けてしまった「わたし」は、田舎に疎開します。 疎開先の小学校で隣の席になったシンペイちゃんは、歓迎のつもりでカエルをくれるのですが、わたしは、びっくりして叫んでしまいます。 その後もシンペイちゃんは何かとわたしをかばってくれ、ある日小さくなったえんぴつに顔を描いたお雛様をくれるのです。 空襲で家が焼けてお雛様も燃えてしまっただろうからと…。 シンペイちゃんの優しさに心を打たれたわたしは、心からお礼を言うと、明日は三人官女を作ってくると約束して帰って行くのですが…。 シンペイちゃんの姿を見たのは、それが最後になってしまいました。 空襲の直撃で、シンペイちゃんの家は燃えてしまったのです。 命からがら逃げて助かった小学校3年生のわたしは、シンペイちゃんの作ってくれたお雛様を「シンペイちゃんのばか、三人官女も作ってくれるって約束したのに、うそつき」と、泣きながら、机がわりの箱の上に飾ります。 その「えんぴつびな」は、ずっと、わたしの宝物になるのです。 戦争の話しは辛い思い出であり、避けたい方も多いと思いますが、「平和の日」「雛祭り」にちなんで読ませて戴いたところ、ほとんどの戦争経験者の方にも「いいお話しだった」と言ってもらえました。 10歳にも満たない子どもが主人公のストーリーに切なさと同時に、平和の有難さを改めて感じさせられる絵本です。
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