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Komorebi Houseおすすめ絵本や昔話の紹介ブログ。
将来の夢の絵本店の名前をブログ名にしました。 子どもにも大人にも喜んでもらえる絵本の店が理想です。 木漏れ日の下でほっと一息、ついていって下さい。 |
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雨の絵本:『おつかい』
[ 絵本 ]
JUGEMテーマ:絵本紹介 雨の日の絵本で好きな絵本に 『おつかい』 があります。 女の子がお母さんにおつかいを頼まれますが、外は雨。 雨が降っているから、服がぬれるから、足がぬれるからと心配する女の子に、傘をさして行けばいい、レインコートを着ていけば、長靴をはいて行けばと言うお母さん。 女の子の心配はどんどん大きくなり、その想像力には笑ってしまいます。 最後はすごい格好になり、いざ出かけようとすると、外は雨が上がって…。 女の子の発想も面白いのですが、めげずに対応するお母さんもなかなかのもの。 大騒動の末に女の子が買いに行った物も、笑えます。 雨で出かけたくない時に読むのも楽しい一冊です。
6月の童話:『白いぼうし』
[ 児童書 ]
JUGEMテーマ:児童文学 六月の初旬になると読みたくなる童話に 『白いぼうし』 があります。 国語の教科書にも載っていたお話しで、内容を聞くと「あぁ、あのお話し…」と、思いだす方も多い、とても印象的なお話しです。 「これはレモンのにおいですか」 「いいえ、夏みかんですよ」 という 書き出しの6月初めの時期の物語。 タクシー運転手の松井さんは、昨夜、田舎のお母さんが速達でもぎたての夏みかんを送ってくれたことや、嬉しくて一番大きなみかんをタクシーに乗せてきたのだと、質問した乗客に話します。 お客さんが降りたあとで外を見ると、車道近くに白いぼうしが落ちているのが、目に入ります。 ぼうしが飛ばないように移動しようと松井さんがつかんだとたんに、中からモンシロチョウが飛び出します。 幼稚園名と男の子の名前の縫いとりがしてあるぼうしを手に持ったまま、途方に暮れる松井さん。 その子が戻ってきてチョウが逃げてしまったとわかったら、どんなにがっかりするだろうと考えた松井さんは、車に戻ると夏みかんを持って戻り、ぼうしをかぶせて、つばを石で押えてから、立ち去ります。 車に戻ると女の子がタクシーに乗っていて、「なの花よこちょう」まで行きたいと言います。 松井さんはお母さんと一緒に虫取りあみを持って近づいてきた男の子が、その後どうなるかと想像しながら車を出します。 途中でたくさんのチョウが飛んでいる一角に来たら、女の子の姿は消えていて、どこからか「よかったね」「よかったよ」という、シャボン玉がはじけるような小さな声が聞こえてきたというストーリーです。 夏みかんの香りが漂ってくるような大好きな作品で、6月初めに大人向けに読んでみたところ、大変好評でした。 空色のタクシーと運転手の松井さんの物語が収められた「車のいろは空のいろ」は、優しいファンタジーが一杯の童話集です。
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